どうにもこうにも気になって仕方がない。
壁のFが。
建物の廃墟ぶりとあいまって、なかなかの風情である。
んで、その日の昼休み、
うんこのかけらほどの脈略もないが、
古本屋の店先で衝動買い。
くわえて無駄遣い。
いわずもがなガチャポンだ。
すくなくとも受話器の上に、小じんまりと品よく巻き上げられたそれに、ビックリするほどのリアルはないはずなのだが。
まあ、せいぜいがそんなもんなのだ。子供の好奇心というものは。
…という作り手の舐め方に、ほかならぬ昭和が臭ってしまって、かわいい。
「いろんなところにくっつけていたずらだ!」
屈託もなく、さながら戦隊ヒーローもののごとくに連帯をおしてくる、この爽やかさ。
キャ〜の女子のやっつけ加減もまた、よしと。
うん。
よし。
で、
やけに空が沁みるのです。
☾☀闇生☆☽