自炊。
 白米を玄米にかえてかれこれ一週間だったか。
 三日目あたりから体調がすこぶるいいぞ。
 むろん、便通は言うまでもない。
 かててくわえて、日中にたびたび襲ってきた倦怠感が、もののみごとに消えた。
 どうやらこれまで炭水化物を過剰にとっていたらしいことを知った。
 朝昼はもちろんのこと、おやつにしろ夕食にしろ、思い起こせば炭水化物祭りであった。
 夜はポテチと柿ピーでしめていた。


 なんという傍若無人ぶりか。


 それでここのところはどうしているかというと。
 白米のころと同じように、一合炊いて半分を朝食に。
 これは納豆で、野菜盛り沢山の味噌汁と一緒にいただく。
 残りは握り飯にして昼食に。
 野菜ジュースとコンビニの一品惣菜との組み合わせで、お客さんのいない隙にこそこそっとやっつけるのだ。


 でもこれでは炭水化物を減らしたぶんだけ、エネルギー事情が心もとない。
 それで、ゆで卵を作って持参し始めたのだが、今朝いいことを思いついた。
 我がIH炊飯ジャーは蓋にS字の穴があって、そこから湯気を逃がしている。
 この熱気を利用してゆで卵を作れないかと。
 いつもはガステーブルに二機あるバーナー部分で、それぞれ味噌汁とゆで卵を作っていた。けれど、これができればガス代の節約になるのではないか。
 幸いジャーのS字穴に生卵を載せても、通気は塞がれない。
 ものはためしとやってみた。
 といっても、一合が炊き上がるまでS字に卵を寝せておくだけなのだが。


 結果はというと、ほぼ成功と。


 ただし湯気があたる部分の真逆。つまり北半球の北極点の上空の一部分。そこの白身がわずかに液体のまま。しかしマントルの、もとえ黄身の北部は、半熟どまりで合格点かと。
 ならは、炊飯中に頃合を見て南北を逆転すればよいのではないか。
 おおお、してやったりである。


 問題としては、恐らくは気温によって出来上がりの固さが違うということ。
 それと、一度に調理できるのは一個までで、ファミリーやカップル向けのテクではなさそうだということ。
 ジャーの機種によっても、差がでるでしょう。



 しかし、まあ、そう考えると他にもいろいろ利用できそうである。あの湯気。






☾☀闇生☆☽


 通勤電車で、読んでいた小説に、泣く。
 泣いたって何も変わらんが、そこはおして、泣く。
 それは夫婦の、ある意味究極の愛を描いたもので。
 独りぽっちが、沁みたっつの。
 それはそれは痛いほどに。
 てか、実際苦痛にたじろいで、なすすべもなくホームで深呼吸。
 春だねえ。


 ゆで卵、
 明日は完璧に。